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避難器具(救助袋)の消防点検方法

「避難器具(救助袋)の消防点検」

 

みなさん、こんにちは!

うた防災株式会社、消防設備士の高根沢です。

 今回は避難器具(斜降式救助袋)の消防点検の様子を写真で撮ってきたので、ご紹介していきたいと思います。職場に「設置しているのは知っているけど使い方がわからない!」って人は多いですよね?

 垂直式の救助袋であればなんとなく展開は出来るのですが、斜降式救助袋は展開するだけでも一筋縄にはいきません。それではご紹介していきます。

 

【目次】

 

1.救助袋に種類(斜降式/垂直式)

2.地上での作業

3.上階作業

4.設置作業

5.その他の避難器具

 

1.救助袋に種類(斜降式/垂直式)

 

 斜降式救助袋の展開は2人以上いないと出来ません。1人は救助袋の位置に、もう一人は地上に降りて作業をします。

 『実際の火事の時はそんなシチュエーションとは限らないじゃないか!』という意見は実に鋭い指摘『おっしゃる通りです!』斜降式救助袋はいわゆる旧時代の救助袋です。現在主流の救助袋は垂直式といって真下にらせん式階段のように降下できるもので作業する人は上階に1人いれば十分です。

 

 

上の写真が垂直式です。弊社のホームページでも利用している写真ですね。

救助袋の購入は高値で敷居が高く、今も斜降式の救助袋が多く使われているため、この記事が少しでも参考になればと思いブログにあげています。

 

2.地上での作業

 

一人は地上で準備の作業があります。

 

 

マンホールみたいなフタは固定環〈コテイカン〉ボックスといいます。救助袋のS字フックにリングを引っかけて救助袋を固定します。階数が書いてありますが、該当の階の救助袋を接続するための目印となっています。

 

3.上階作業

 

地上階で作業をしている間に上階の作業も進めておきます。

 

 

緑のロープが誘導網と呼ばれるロープです。最初に下に投下し「避難器具を下ろしますよ」というサインになります。「引く」というロープを引くと救助袋本体を取すことができます。

下を確認したら投げてOKです。ちなみに袋がありますがこれは300gあるので気を付けて投下しましょう。

 

4.設置作業

 

 風が強かった日なので操縦が大変でした。下の階のベランダに袋が乗らないようにうまく下ろさなければなりません。

 

 

 救助袋のフックと固定環のフックを繋げれば一旦は張ることができます。

ちなみに風が吹いていると結構パワーが必要です。

 

 

フックに引っかけたら拡張ロープを引いて高さを調整します。手順としては、

1,救助袋側に立ち、拡張ロープを引っ張って高さを調整する。

2,固定する位置になったらロープとロープをクロスすれば固定完了。

 

これ実は文章で説明するのはすごく難しいです。紐と紐の摩擦効果を使ってクロスにすると固定することができるのですが、これだけはYouTubeとかで見た方がわかりやすいです。(最後の最後で他力本願で申し訳ない)

 

 

このくらいの位置が丁度いいですね。

救助袋は設置までが大変ですが、設置さえしてしまえば、避難すべり台の次に安全な避難器具です。

 ちなみに片付けるのは展開する3倍大変です。救助袋を使って避難訓練を検討中の方や使い方を確認したい方は是非ご相談ください。

 

 

5.その他の避難器具

 

救助袋には斜降式救助袋と垂直式救助袋の2種類があります。

その他の避難器具は以下の通りです。

 

緩降機・・・体に着用具を巻き付け降下する避難器具。ボルダリングの時に着用するものに近しい・

 

避難はしご・・・マンション等によく設置されている。L字フックで壁に掛けて降りるものやハッチ式で降下するものなど種類は多い。

 

すべり台・・・保育園や老人ホームなどによく設置されている避難器具。避難器具の中で最も安全で簡単。

 

その他の避難器具・・・避難橋、避難ロープ、避難タラップ等がある。

 

 

 

 

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