消防点検は1年に何回必要?消防署への報告は!?
「消防点検は1年に何回必要?消防署への報告は!?」
みなさん、こんにちは!
うた防災株式会社、消防設備士の高根沢です。消防設備点検のお仕事をいただくと、よくお問い合わせをいただくことがあります。
『消防の点検は1年に何回やればいいんですか?』
『消防署への報告はどうやってやるのでしょうか?』
点検の回数も消防署への報告の頻度も消防法令で決められております。
【目次】
1. 消防点検は1年に2回
2. 機器点検・総合点検
3. 消防署への報告
1. 消防点検は1年に2回
タイトルで結論が出てしまいましたが、消防点検はどんな物件も1年に2回実施する必要があります。
さらに詳細な点検内容をご説明すると
『機器点検を1年に2回』
『総合点検を1年に1回』
つまりは機器点検の2回、そのうち1回は機器点検と総合点検を兼ねて行うということなります。
2. 機器点検・総合点検
続いては2種類の点検の違いについてご説明していきます。
容易に説明してしまえば総合点検の方が厳密に点検するということです。具体的違いは以下の通りです。
【機器点検】
・消火器、誘導灯は機器点検のみ
・避難器具は外観点検
・火災報知器は外観点検とはせず1台1台点検を行う
・放送設備はサイレンを鳴らす
【総合点検】
・消火栓ホースから実際に水を放水
・火災報知機や誘導灯の配線の点検を行う
・避難器具は実際に降下試験を行う
・機器点検と同じ内容の点検を行う
3.消防署への報告
消防署への報告は消防法令で義務となっております。
物件の用途によって1年に1回もしくは3年に1回になります。
※1年に1回・・・特定防火対象物
※3年に1回・・・非特定防火対象物
みなさまの物件はどれに当てはまるでしょうか?
弊社ホームページで物件ごとに消防点検が必要な一覧表がありますのでご参考にください。
※会社概要から下の方にスクロールしてください。
特定・非特定の簡単な覚え方としては、すぐに逃げられそう、連携して逃げられそうな建物は非特定防火対象物という覚え方が良いと思います。
例えばオフィスや学校は普段一緒に働いている人たちとの空間なので火事が起きた場合上司が周知したり、先生が先導したりして比較的容易に避難ができるため非特定の部類に入ります。
一方で病院、デパート、映画館などは普段から在籍している人たちではないため、避難するのに時間が掛かりまた大勢の人がいます。怪我や自立困難な方など、すぐに動けない人も中にはいるため容易ではありません。いろいろな人たち(非特定多数)が居る可能性が高い物件を特定防火対象物と言います。
そういった避難の難しさを踏まえた観点から、消防署は出来るだけ短いスパンで管理しなければならない物件に対しては1年に1回の点検報告を義務付けているということになります。
今回のブログ内容を見ていただいた方には
①管理物件の消防提出の頻度
②消防法令上点検は1年に2回必要
③特定防火対象物か非特定防火対象物
この3点を抑えていただいていればバッチリです!
もしわからないことがございましたら、弊社までお問い合わせください。
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